AED講習を受けました

連休前の、日曜日。組合と自治会の共同費用負担で、先日から導入したAEDの使い方講習会が開かれました。講習に来て下さったのは、導入会社のALSOKさんのインストラクターさんです。こうした講習を数限りなくこなされている方らしく、きびきびした動作とともにわかりやすい説明をしていただき、参加者も思わずその熱の入った話しっぷりに引き込まれていきました。

AEDの利用は、何等かの原因で心肺が停止した場合の蘇生を措置を行うものですが、AEDそのものは、心臓にショックを与えるだけの機械にすぎず、これとともに「胸骨圧迫」という人為による措置を加えなければなりません。

AEDの使用に先立ち、倒れた人の呼吸があるかどうかを確認し、胸骨圧迫を1分間に少なくとも100回繰り返す必要あるそうで、その圧迫の強さも、あばら骨が折れるほど!と聞かされて、皆びっくり!実際にあばら骨が折れることもあるといい、それでも緊急であるため、やらないよりは絶対やったほうがいいのだとか。

胸の真ん中を両手をあてがって押すのですが、その強さは、少なくともこの両手が5cmほども沈むまで、ということなのですが、いったいどれくらいの強さなのかは見ているだけではわかりません。

このため、当日はダミーの人形が用意してあり、これで実際に胸を押してみて、どの程度のものなのかを自分で体験する、というのもこの日の講習の目的でした。時間に制約があることから、さすがに全員というわけにはいかず、数人の方が実際にダミー人形を押してみてその強さを確認しました。無論、筆者もそのひとりです。

それが終わってから初めてAEDということになるのですが、それにしてもいつAEDのスイッチを入れればいいのか、どういったメッセージが出てくるのか、などわからないことばかりであり、胸骨圧迫の練習と、それら疑問点をひとつひとつインストラクターさんに質問しているうちに、あっというまに、2時間ほどの時間が過ぎていました。

それでも人の命に係わることであり、私としては短いくらいの時間であったようにさえ、思えました。

さらに、自分たちで心肺蘇生措置をするだけでなく、救急隊に的確に情報を伝えて、できるだけ早く現場に到着してもらうことの大事さや、AEDの措置後も引き続き心肺が蘇生するまで胸骨圧迫を続けること、妊婦さんや子供に対してはどうした措置をすればいいのか、などなど、この紙面では書き切れないほどのことを学び、会場を後にした次第です。

今回は、ニュータウン各地区の今年度の役員さんと、同じく各地区に割り当てられている防災委員さんだけの、総勢20人ほどを対象にした講習でしたが、ニュータウンの防災委員長をしている谷村さんによれば、後日、一般の住民を対象にした講習会も開く予定とのこと。

これだけ中身の濃い講習ならば、一般住民もできるだけ受けたほうがいい、と筆者も思いました。

また、そうした一般向け講習会の様子もこのブログで公開したいと思います。それまでAEDを使う機会のないことを祈りつ

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