ニュータウンの桜もそろそろ終わりです。
しかし、ここのところの寒さで、今年はかなり咲いていた時期が長かったように思います。強い風が吹かなかったことも幸いしているようで、いまだタウンのあちこちでは遅咲きの花も見ることができます。
とはいえ、季節は既に新緑の頃に向かおうとしています。NTに隣接する修善寺自然公園の紅葉林の新緑もかなり芽吹いてきており、雨の中ではより一層その緑が鮮やかに目に映ります。もう半月もすれば、かなりのボリュームとなり、散策しながらこれを楽しむ人も増えてくるでしょう。
ただ、ここからさらに標高の高い、西方にある達磨山方面の緑はまだまだのようです。先日、クルマを走らせて達磨山山頂まで行ってきましたが、まだまだ冬の装いでした。
ニュータウンからは、わずか20分ほどで山頂直下の駐車場まで行くことができ、山頂までも徒歩15分ほどで行きつくことができます。
この日は、雨上がりのこともあり、頂上からは見事な雲海を見ることができました。自然豊かなこの地に住んでいることならではの恩恵であり、改めて素晴らしい土地柄だなと感じた次第です。
達磨山直下の駐車場より、西方向を望む。
この日の達磨山登山(といっても往復わずか30分ですが)の帰り、ふと車窓から目に入った白い花があり、これはなんだろうと車を止めました。すると、どうやらこれは、マメザクラという種類の桜のようだとわかりました。富士山近辺やその山麓、箱根のほか、ここ達磨山周辺でも普通に自生しており、フジザクラ、またはハコネザクラとも呼ばれているようです、
マメ(豆)の名が表すように、この種は樹高が大きくならず、花も小さいのですが、かえってその花凜さが引き立ち、ソメイヨシノとはまた異なる清楚な感じがします。標高の高い達磨山(982m)近辺では、満開はまだまだこれからのようであり、おそらくは今週末まで楽しめるのではないでしょうか。
当ニュータウン方面へお出かけのご予定がある方は、ぜひ達磨山方面にまで足を延ばしてみてください。